だいふかない記録

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映画まとめ2021

 どうも。ごきげんよう。だいふくです。
 気付いたら年が明けていたので、多少遅れましたが2021年に鑑賞した映画についてまとめて行こうと思います。

 

ガルパン最終章三話×2
・ポンポさん×2
スタァライト×2
ゴジラVSコング
・竜とそばかすの姫
・サイダーのように言葉が湧き上がる
・ベイビー・わるきゅーれ
カリオストロの城
・アイの歌声を聴かせて
・サマーゴースト
ターミネーター

 

 なんとか二桁乗りましたね。別に映画好きってわけでもないし、見ている本数を誇示するような気もないですけど。
 しかも見た映画のほとんどがアニメなんで、まぁ順調にキモオタやってますなあという感じ。
 以下簡単なレビュー。多少ネタバレするので注意。


ガルパン
 クッソ面白かった。まさか本当に継続との戦いが描かれると思わなくて超興奮した。
 魔女やばいし、それを察知してフラッグ車を守る麻子も有能すぎる。
 二回戦まではまさしく傀儡隊長だったので、ここで桃が隊長としての成長をしっかり描いて、決勝で新生大洗と新生黒森峰がぶつかり、負けるけどなんやかんや推薦を取れました、くらいに予想してる。
 パチンコに進出してるのは気に食わないけど、パチマネーのおかげで超クオリティの映画を作れてる側面は間違いなくあるだろうから、割と複雑な気分でもある。
 ともあれ、四話が待ち遠しい。

 

・ポンポさん
 大傑作。
 原作が大好きで、待望の映画化だったわけだけど、オリキャラが出てくるっていう前情報から期待半分不安半分って感じだった。
 蓋を開けてみれば、大成功。全く嫌みのない、最高に格好いい凡人。これ以上ないくらいピタッとハマるオリキャラ
 退屈になりがちな序盤はアニメならではの演出をふんだんに使って観客を引き込み、中盤からは物語とキャラクターの力でぶん殴ってくる感じだった。
 90分ピッタリに収めたのも最高。
 ただ強いて言うなら、花譜さんの歌声が少し大きすぎて耳障りに感じられる部分があったのと、物語的に、鶴の一声で解決しているところが不満点。
 それと、あまりに綺麗にまとまりすぎてて、何度も見ようという気持ちが起きにくかったのが、どうしようもないとはいえ勿体ない。

 

スタァライト
 衝撃だけで言えばポンポさんに並ぶか、それ以上かもしれない。
 ロロロでスタァライトと映画館の大画面大音響の相性の良さを知ったので、そういう目的で見に行ったわけだけど、想像をはるかに超える情報の暴力に、ひたすら圧倒された。
 ポンポさんとは対照的に、こちらは一見では何がなんだかさっぱりわからないので、考察ブログを読み漁ったり何度も見たくなる魅力があった。
 皆殺しのレヴューと狩りのレヴュー、いいよね……(ばなな推し)
 ただ個人的に、かれひかの物語が一番興味なかったせいで、後半が一番冷めた状態で見ることになってしまったのが辛かった。
 考察ブログで、かれひかは幼少期からお互いに奪い合う関係だったって書いてあって、なるほどなあと思いました(こなみかん

 

ゴジラVSコング
 クッソ金のかかったB級映画だった。酔った状態でやいのやいのツッコミを入れながら見るのが一番面白いだろうなと思う。
 手話を解するゴリラがいるのは知ってるけど、それはそれとしてコングと意思疎通ができたらいかんでしょ。怪獣としての面白みが半減だよ。
 個人的な爆笑ポイントは、ゴジラの光線が地球の内側まで貫通したところと、コングの斧にゴジラが光線を浴びせるとこ。映画館であんなに笑ったのキンプリ以来だよ。

 

・竜とそばかすの姫
 すっごい面白かった。
 現実世界で抑圧された主人公の、バーチャル世界での解放。この爽快感がたまらない。
 竜に関しては、かなり現実的というか、まさしく現実の生き写しだよなと言う感じ。死刑になるような凶悪犯罪者が虐待されて育ちましたなんていつもの話なわけで。
 何をしたかにのみ焦点を絞って正義をかざす人間には、その人がなぜそうなってしまったのか、何をされてきたのかは見えないんだろうな。
 終盤の、誰も大人がついていかずにすず一人で救いに行くのはまぁひどい展開なんだけど、虐待親の威嚇と竜の威嚇を重ねて、全くビビらないすずの描写は滅茶苦茶良いと思った。

 

・サイダーのように言葉が湧き上がる
 好き。めっちゃ好き。
 まーじで登場人物みんな可愛い。主人公もヒロインも友人ズも姉妹たちも、みんな可愛い。すごい。
 物語としての起伏は少ないんだけど、圧倒的に爽やかで、気持ち良い作品。
 最後の告白の、みんなが花火に気を取られている中、主人公とヒロインだけがお互いだけを見ているところとか最高。もう好き。

 

・ベイビー・わるきゅーれ
 ツイッターで絶賛されてたから見に行った。マイナーな映画館なのにかなり客が入っててクチコミ効果すげえなってなった。
 個人的にはそんなに好きじゃない。ヤクザ側の理不尽な暴力描写が苦手で、そういうのがダメな人にはきついだろうなって印象。きつかった。
 ストーリーもそれほど起伏があるわけじゃなくって、社会になじめない主人公たちがあがいたり諦めたり頑張ったりする様子を淡々と描いてて、雰囲気の好きな人なら好きだろうなって印象。
 ただ、戦闘描写はかなり良くて、個人的にはるろ剣に迫る魅力があるなと思う。人を殺すことへの葛藤とか苦悩が一切なく、スパスパ殺していくのもある種の爽快感があって良し。

 

カリオストロの城
 4K7.1ch版でやってたので見に行った。「あなたの心です」以外何も知らない状態で見たけど、なるほど傑作だった。こりゃ名作として語り継がれるわけだ。
 とにかくルパンが格好いい。どんなずるいことやっても「まぁルパンだしな」で納得できるの、キャラクターとして最強の状態でしょ。
 ルパンと銭形の共闘も最高に熱かった。

 

・アイの歌声を聴かせて
 あんま興味なかったけど、ツイッターでやたらと評判良かったので見に行った。かなり面白かった。
 キャラの印象を反転させるのがとにかく上手くて、特にアヤは序盤の嫌な奴から終盤でゴッちゃんより前を行くところまで見事な変化だった。
 ストーリーは後半の回収が気持ち良いって聞いてたけど、なるほど確かに見事な回収で、脳にダイレクトに快感が伝わってくる感じだった。
 個人的には、最終局面に至る前のところで母が救われているところが非常に上手いなと思った。これが、最後の取締りの言葉で救われていたら、結局鶴の一声じゃねえかってなるので。

 

・サマーゴースト
 40分くらいの短編映画だけど、個人的にはものすごい衝撃だった。
 淡くて細い絵と、声と、キャラと、ストーリーと、40分とは思えない厚みと尖り方だった。
 一部アニメーションと声が合ってなかったり、カクついてたりもしてたし、粗もいろいろあるけど、この圧倒的な熱量を前にはもう全部どうでもええわって気分。
 でもちゅんちゅんはサマーゴースト見た後にコメントがなかったので、合わなかったっぽいっすね。すまんこ。

 

ターミネーター
 午前十時の映画祭で見た。
僕「お、マトリックスやっとるやん、気になっとったんや。マトリックス一枚ください」
スタッフ「……ターミネーターですか?」
僕「???」
スタッフ「???」
 っていうやり取りを経て、もともとターミネーターを見る予定なかったけど見た。なんで勘違いしてたんだこいつ……。
 正直、期待してたほどは面白くなかった。なんかいきなりセックス始めて滅茶苦茶びっくりした。
 なんでこれが名作として語り継がれてるんだって思って調べた感じ、当時は強い女性を描いた作品があんまなかったそうで、そういう新規性がウケたのかなって思った。
 シュワちゃんのガワが外れて機械の身体になって以降、コマ撮りで動かしてるらしく、今では見ない手法だからか逆に動きに不気味さを感じられたのは興味深かった。
 翌週ターミネーター2がやってて、そっちはかなり面白いらしいから見たいなあと思って、結局見てない。カス。
 ちなみにマトリックスはこないだアマプラで見て、滅茶苦茶面白くて大満足した。話の密度と映像の魅力がやばい。


 以上! これ書くのに二時間かかった。疲れた。カス。じゃあの。